エレキギター用語辞典 ハ行

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ハムバッカー

2つのコイルを持つピックアップのこと。ハムバッキングピックアップの略称。

ピック

ギターなどの弦楽器を演奏するときに使用する、弦を弾くための小片のこと。

ピックアップ

弦の振動を電気的な信号に置き換える役割を持つエレキギターのパーツ。磁石を使用し電磁誘導を原理とする「マグネティックピックアップ」と、圧電素子と呼ばれる物質を利用した「ピエゾピックアップ」という、原理がまったく異なる2つのタイプのものが現在使用されている。

フロイドローズ

トレモロユニットの種類の一つ。

シンクロナイズドトレモロを基本に、サドル部分で弦を固定することによって(ロックナットシステム)、激しいアーミングでもチューニングをずれにくくしています。

その反面、弦が切れた場合、残りの弦のチューニングが全てずれてしまい、その後の演奏ができなくなるという欠点があります。

ペグ

糸巻き、マシンヘッドともいう。

弦の一端を固定しておき、もう一端を引っ張ったり緩めたりすることで弦の張力を変え、音程を調節するためのもの。

写真左はロトマティックタイプ、右がカバードタイプ。他にはクルーソンタイプもある。

ストラトやテレキャスタイプは6連タイプが多い。レスポールタイプは3:3タイプを選びます。

ホットとアース

配線材のこと。アースはコールド(COLD)ともいう。

ホット(HOT)がプラス(+)で、アースがマイナス(-)となります。

ホットはピックアップからの音を加工していく順に、例えばピックアップ⇒ボリューム⇒トーン⇒ジャックという風につないでいきます。

アースは全てのパーツをつなぐように配線しますが、つなぐ順番は問いません。

ポット

ギターのボリュームやトーン(音の質感)コントロールの機能を果たしているエレキギターのパーツのこと。

ポット(Pot)という名前は英語のPotentiometerの略。「ポッド」ではない。日本語での正式名称は「分圧器」。

かつてはテレビやラジオなど音の出る家電には必ずポットが使われていたが、デジタル化に伴いポットの需要は激減し、製造メーカーも減ったため、それに伴って価格も上昇してきている。

ボリュームノブ

音を調整するためのツマミ部分のこと。ギターブランドによって、色んな種類の素材・形状のものがある。

ボルトオンネック

ボディとネックを接合する方法のこと。ネジを使って接合するものは、「ボルトオン(ネジで取り付け)」または「ディタッチャブル(取り外し可能)」と呼ばれる。

ほとんどの場合ネックのヒール部がボディのネックポケットにはめ込まれてネジ止めされている。

ネジはボディの裏側からプレートを介して取り付けられるが、ネックとボディの段差が大きくなってしまう。

ハイポジションの演奏性を高めるため、ボディ側のヒール部をカットし、四角ではないジョイントプレートを使用しているものもある。

セットネックが主流だった時代に、レオ・フェンダーがボルトオン方式を採用したことによりエレキギターの量産化につながった。