分解できないギターペグの洗浄|超音波洗浄器 SWT710

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ギターのペグをきれいにするときは、どのようにしていますか?

Yoshimin

金属はピカールで磨けばいいんだよね、でも中はどうするんだっけ。

だんな

分解できれば中まできれいにできるよ。

でもたまに、どうしても分解できないペグに出会うことがあります。

そこで今回は、分解できないペグに焦点を絞って、ペグの洗浄方法について説明していきたいと思います。

この記事でわかること

・分解せずにペグの中まで洗浄する方法
・おすすめの超音波洗浄器

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目次

分解できないペグは超音波洗浄器SWT710を使おう

結論から言うと、
超音波洗浄器を使うことで、ペグの中まできれいに洗浄することができます。

おすすめするのは、
シチズンの超音波洗浄器SWT710です。

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超音波洗浄器SWT710を選んだ理由

手が届かない部分は超音波洗浄器で洗うといいと聞き、早速Amazonで検索。

色んな種類がある中で、
値段も手ごろなシチズンのSWT710を選びました。

選んだポイントは次の通り

・シチズンというメーカーの信頼性
・Amazonでベストセラー1位
・レビューが高評価4.3
・値段が手ごろで1万円以下

  ※いずれも2021.10.10時点

シチズンというメーカーの信頼性

シチズン(CITIZEN)といえば時計が有名ですね。

シチズン時計は世界中で多くのファンを獲得しており、日本が誇る時計メーカーです。

その特徴は、高い技術力信頼性

実際に購入者のレビューでも、
「シチズン製だから選んだ」という人が多数です。

Amazonでベストセラー1位

初めて購入するものは、
とりあえず何が一番売れているのか調べます。

ベストセラー1位(2021.10.10時点)なので間違いないと思いました。

レビューが高評価4.3

いくらベストセラー1位でも、購入者の評価が低いのはダメです。

このSWT710は評価が4.3(2021.10.10時点)で高評価だったのが決め手になりました。

商品ページには、

・思っていた以上にきれいになった
・買ってよかった
・デザインもよくコンパクト
・洗浄力がある

といった高評価レビューが多数寄せられています。

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値段が手ごろで1万円以下

高いのはもったいないと思いますが、
あまり安すぎてもかえって心配です。

1000円台のものから4万円近いものまでありましたが、1万円以下の商品の中から購入者のレビューを参考にして、

・すぐに壊れないもの
・日本製のもの
・水の量が800ml未満の容量のもの

・コンパクトな形のもの

という基準でSWT710に決めました。

同じシチズンからは、
SW5800SW1500というものもありましたが、
SW5800は少し大きめでデザインが好きではなかったこと、
SW1500は古い型なのに値段が高いということから、候補から外しました。

商品紹介

早速Amazonで注文。
Amazonプライム会員なので、送料無料で次の日に届きました❣

届いた商品を御紹介します。

商品の箱に直接宛名ラベルが貼られて届きました笑

本体とパーツです。

本体サイズです。

上から見たところ

右側面
左側面
後ろ側
底面

洗浄カゴのサイズです。

時計バンド洗浄ホルダー
フタ
電源コード

スペック

スクロールできます
販売名シチズン超音波洗浄器 SWT710
定格電圧AC100V
電源コードの長さ約1.5m
定格周波数50/60Hz
消費電力40W
超音波周波数40kHz
洗浄槽材質ステンレス(SUS304)
製品寸法約幅220×高さ141×奥行138mm
製品質量約1,270g
洗浄槽内形寸法約幅180×高さ58×奥行87mm
洗浄槽容積約800ml、上限(MAX)基準線:約650ml、下限(MIN)基準線:200ml
タイマー5段階(60,120,180,240,300秒)
付属品フタ、洗浄カゴ、時計バンド洗浄ホルダー、電源コード、取扱説明書(保証書付)
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使用する際の注意点

実際に使用する前に、超音波洗浄器の使用上の注意点が説明書に書かれていますので、必ず読んでおくようにしましょう。

禁止事項

絶対にしてはならない禁止事項のうち、いくつかあげると、

・ペースメーカーなど体内に機器を装着されている方は使用不可
・発火性、引火性のある液体をいれないこと
・洗浄水に消毒液や酸性の溶剤を使用しないこと
・連続して使用しないこと
※禁止事項は他にもありますので必ず確認しておきましょう。

連続使用した場合、過熱防止の保護回路が働き停止することがありますが、その場合は電源プラグをコンセントから抜いて、10分以上休止し、冷えてから使用します。

洗浄できるものとできないもの

洗浄できるもの
洗浄できないもの
  • 金属、貴金属(アクセサリー類)
    金属装身具、バリカン刃、電気カミソリの刃、腕時計の金属バンド、ナイフ、フォーク、缶切り、万年筆のペン先
  • プラスチック類
    入れ歯、歯ブラシ、くし、印鑑
  • ガラス類
    メガネ、コップ、食器類
  • 陶磁器類
    茶碗、湯飲み、コーヒーカップ
  • 表面硬度が柔らかい宝石類
    べっ甲、真珠、エメラルド、オパール、ヒスイ、サンゴ、象牙、コハク
  • 接着、接合した宝石類
    宝石の付いたアクセサリーやメガネ
  • キズやヒビ割れのあるもの
  • メッキや塗装加工が劣化しているもの
  • 電子回路があるもの
    腕時計本体(防水型を含む)
  • その他
    偏光レンズ付きサングラス、コンタクトレンズ、石材、木製の印鑑

洗浄時間のめやす

洗浄時間のめやすは次の通りです。

スクロールできます
洗浄時間洗浄できるもの
30秒以下宝石、ふち無しガラスレンズのメガネ
60秒~120秒メガネ(ふち有り)、金属装身具、入れ歯、歯ブラシ、
くし、万年筆のペン先、電気カミソリの刃(内刃、外刃)
180秒~240秒バリカンの刃、腕時計の金属バンド
240秒~300秒ナイフ、フォーク、缶切り、印鑑、パイプ

あくまでもめやすなので、くれぐれも過度な洗浄によって破損しないように注意してください。

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分解できないペグとは

それではペグの洗浄をしていきますが、
洗浄に使うペグはクルーソンタイプのペグです。

一般的なクルーソンタイプは、下の画像のように、つめの部分を起こしてはずせば分解することができます。

今回は、分解できないペグを使います。

ギブソンのSGについていたペグです。

つめらしきものは見当たらず、どうやっても開けられそうにありません。

多分、開けてしまうと閉めることができなくなる構造です。

ペグは分解してもいいの?

そもそも、ペグって分解してもいいのでしょうか。

分解できるといった記事や動画を見ますが、
基本的には分解しないほうがベストです。

クルーソンの場合は一応ギアカバーを外して分解修理ができるのだが、金属の疲労破断が起こる場合があるので、分解せずにボタンより下を熱湯につけグリスを軟化させた方が良い。

出典:エレクトリック・ギター・レストア 中野伸司 著

元に戻せなくなるリスクがありますので、分解する場合は慎重に作業してください。

中まで洗浄する理由

ペグは分解しないほうがいいみたいだけど、中まで洗浄したほうがいいのでしょうか。

カバーがついているから汚れないんじゃないの?って思いますよね。

クルーソンタイプのペグは、が開いているため、そこからなどが入って自然に汚れが溜まっていきます。

ペグの中には歯車がしっかりと動くようにするために、潤滑剤としてグリスをつけていますが、グリスに埃などの汚れが蓄積されることで、グリスが固まり、ペグの動きが悪くなってしまいます。

そのため、古いペグは洗浄が必要になってきます。

今回のギブソンのペグは、お湯に漬けたり、穴に油を注入したりしましたが、汚れを取り切ることができず、においも取れませんでした。

何らかの汚れがこびりついている可能性があるため、超音波洗浄器での洗浄をすることにしました。

超音波洗浄器でペグを洗浄してみた

超音波洗浄器での洗浄の手順は次の通りです。

超音波洗浄器の洗浄手順

STEP
コップ等を使って水を入れます。

洗浄槽の上限(MAX)の基準線を超えないように入れます。

本体に水をかけると感電や火災、故障の原因となるので注意が必要。

水に中性洗剤を1~2滴入れると効果的です。

今回は別売の専用洗剤を入れてみました。

専用洗剤はキャップ1杯(5ml)入れます。
STEP
ペグを静かに洗浄槽へ入れ、フタを閉めます。

洗浄カゴに入れて洗浄すると、出し入れに便利です。

カゴに入れたところ
フタをしたところ

水を入れるよりも先に洗浄するものを入れるように説明書にはありますが、水が飛び散らないようにすれば前後しても大丈夫です。

STEP
電源コードを本体につなぎ、コンセントに差し込みます。
STEP
電源スイッチを入れます。

-マークを押すと電源が入り、○マークを押すと電源が切れます。

STEP
TIMERボタンをタッチして、洗浄時間を設定します。

ボタンを押すたびに、設定時間が切替わります。

60秒→120秒→180秒→240秒→300秒

STEP
ON/OFFボタンをタッチして、洗浄を開始します。

実際に洗浄しているところです。

洗浄される様子がわかりやすいように、フタをはずして撮影しています。

STEP
洗浄したものを取り出して、水ですすぎ洗いをします。
STEP
水を捨てるときは電源スイッチを切り、電源コードをはずしてから捨てます。

水は背面側のカドから排水します。

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洗浄後のペグの後処理

ペグは金属なので、洗浄してそのままにしていると、錆びてしまいます。

そのため、潤滑油グリスで保護をする必要があります。

水をよく切った後、ペグの穴に潤滑油のノズルを差し込み、何度かスプレーします。

スプレー後は潤滑油をティッシュなどでよくふき取り、ダンボールなどの上に一晩おいて油を出し切ります。

油が残っているとヘッドに取り付けた時に油が垂れてくるためです。

その後、グリスをつまようじに取って穴から入れていきます。

このとき、ペグを回しながら入れるとグリスが入りやすいです。

つまようじの先が、折れて中に入らないように気を付けましょう。

ペグのほかにも洗浄してみた

ペグだけに使うのはもったいないので、ほかのものも洗浄してみました。

メガネ

洗浄前
洗浄後

全体的にきれいになりました。

鼻にあたる部分が特にきれいになったのがわかります。

腕時計

腕時計は時計バンド洗浄ホルダーにセットしてから入れます。

この時に時計本体が水につからないようにしてください。
壊れる可能性があります。

洗浄中
洗浄後

普段からお風呂で一緒に洗っていたので、それほどきれいになった実感はありませんでしたが、付け心地がさらさらになっていました。

チューンオーマチックブリッジ

金メッキの場合は、ピカールコンパウンドが使えないので、汚れを落とすのが難しいです。

そこで、超音波洗浄器で洗ってみました。

洗浄前
洗浄後

写真ではわかりにくいのですが、内側のすき間の埃汚れがきれいに取れました。

メッキの場合は、キズやヒビ割れ、塗装の劣化等があると原則は超音波洗浄器で洗浄することができません。

しかし、このブリッジは若干塗装が劣化していますが、メッキがはがれるということはありませんでした。

まとめ

今回は、分解できないペグをきれいにするために、

この記事でわかること

・分解せずにペグの中まで洗浄する方法
・おすすめの超音波洗浄器

について、解説してきました。

超音波洗浄器はペグだけでなく、身近な色々なものをきれいに洗浄できますので、一家に一台あると便利ですよ。

最後まで読んでいいただき、ありがとうございます❤感謝❤

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