久しぶりのギター紹介です~
今回は、人気のため常に品薄となっているというエレキギター
フェンダージャパンのテレキャスターTL62Bについて紹介します。
Fender Japanについて
まずはフェンダージャパンの情報から。
フェンダー・ジャパン株式会社(1982年-1997年)
フェンダー・ジャパン株式会社は、1982年3月に設立されました。
1970年代以降、世界的にフェンダーのコピー品があふれており、
そのせいで本家フェンダーの経営が苦しくなっていました。
日本の楽器メーカーもフェンダーのコピーをしまくりで、、
フェンダー社はその主な製造先であった東海楽器製造に対して訴訟を起こし販売停止に追い込むなどの対抗手段が取られたが、価格の面でコピー商品を完全に駆逐することができなかった。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
日本のほうがアメリカより人件費が安かったからね。
安いだけでなく、本家を超えるくらい造りが良かったらしいよ!
そのため、最終手段として自身も日本に製造拠点をおいて低価格なギターを販売することにし、1982年に当時の国内代理店であり筆頭株主でもあった神田商会の仲介の元、アイバニーズやグレコなどの下請け製造をしていた富士弦楽器製造(現フジゲン)とフェンダーの共同子会社のフェンダー・ジャパン株式会社を設立した。この時、当時の筆頭株主であった山野楽器と神田商会も共に共同出資を行い、ホテルグランドパレスにて設立発表も行われた。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
フェンダーはフジゲンと手を組んでフェンダー・ジャパンを設立しました。
コピーを作っている会社と手を組むなんて、ありえないですよね!
それほどまでに日本のメーカーの技術が優れていたということ。
バブル崩壊後、フェンダー・ジャパン社は売却され、
スクワイアと統合されることで1997年に幕を閉じました。
神田商会ブランド(1997年-2015年3月)
フェンダー・ジャパンが解散後、代理店であり株主でもあった神田商会が新たなビジネスとして1997年中にフェンダーから商標のコピーライセンスの使用許諾を得て、『フェンダー・ジャパン』を自社のプライベートブランドとして再興させた。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
フェンダージャパン社が解散後も
「フェンダー・ジャパン」という名前を借りて、
神田商会が自社ブランドとして続けてきましたが、
2015年3月にそのライセンス契約も終了し、
「フェンダー・ジャパン」ブランドが終了しました。
2015年以降は、フェンダーの日本支社であるフェンダーミュージック社が、JDシリアルとして販売しているよ。
日本の会社のブランドとして製造販売していたのは、2015年までなんだね。
Fender Japan TL62Bの外観
それではフェンダージャパンTL62Bを紹介していきます。
全体の外観です。
ショップではないですよ~
最近、趣味の小部屋を作りまして・・・
作り方はまたそのうち記事にしますねv
余談でした・・
TL62Bのヘッドです。
ストリングリテイナーは交換しています。
ノーマルのは安っぽいからです。
ナットはブラスナットに交換されていました。
こちらもグレードアップしています。
ペグは、普通ですねぇ~
ネックはメイプルです。
クリア塗装でつやつやで綺麗です。
指板はローズウッド。
ローズウッドの名前の由来は
バラの香りがする木材があったからとのこと。
ボディの後ろ姿です。
ボルトオンネックですね。
丸い穴が6つありますが、
これは弦をとめるための穴です。
ストリングブッシュという金具で弦のボールピースをとめています。
弦交換のときに、よく失くしてしまうんだよね~
ボディです。
テレキャスターはレスポールと同じくらい好き❤
テレキャスターは見た目が上品ですね。
年齢を問わず好きな人が多いです。
ピックガードはスリーサプライの8点留めです。
バインディングが施されていて高級感があります。
ブリッジ部分です。
サドルが交換されていました。
純正のサドルはオクターブチューニングが合いにくいからね~
でも3連のサドルのほうが人気だよね❣
カッコいいからね、テレキャスターはこうでないと!
このギターのサドルは、オクターブチューニングを少しでも合うように、弦との接点がカットされていています。
コントロールパネルは、3Way、1ボリューム、1トーンです。
切り替えスイッチが弾くときに邪魔になります。
色々と欠点の多い子なんだね、実は・・
ネック裏です。
正真正銘、メイドインジャパン。
シリアル№は、U0から始まる番号です。
このシリアル番号では、フジゲン製なのかダイナ楽器製なのか不明です。
【フジゲン製造】
U+6桁のシリアル№(1995~1996年)
【ダイナ楽器製造】
U0+5桁のシリアル№(2010~2012年)
いずれも「MADE IN JAPAN」表記です。
一体、このギターはどっちなのでしょうか??
ジャックです。
留め具のネジが見えないタイプ、手間がかかっていますね。
Fender Japan TL62Bのサイズ
いつものようにサイズを測りました。
測った部分 | サイズ |
全長 | 980ミリ |
スケール(弦の長さ) | 652ミリ |
ボディの長さ | 400ミリ |
ボディの幅① | 280ミリ |
ボディの幅② | 230ミリ |
ボディの幅③ | 325ミリ |
ボディの厚さ(最大) | 46ミリ |
ヘッドの長さ | 180ミリ |
ヘッドの幅 | 70ミリ |
ネックの長さ | 645ミリ |
ネックの厚さ(12フレット部分) | 24ミリ |
ネック幅(ナット部分) | 42ミリ |
ネック幅(21フレット部分) | 56ミリ |
1~6弦の幅(ナット部分) | 35ミリ |
1~6弦の幅(ブリッジ部分) | 54ミリ |
重量 | 3,600グラム |
素人採寸なので、誤差は許してね。
図った位置は下図の通りです。
ところで、タイトルの「ちゃきちゃきの江戸っ子」って何?
後でわかるから
私の評価
私はテレキャスター大好きです。
多分、ストラトキャスターのほうが人気があると思うけど、
量産系は好きじゃないんだよね~
ということで、今回も採点したいと思います。
フェンダージャパン TL62Bの点数は、90点!
おお~最高得点を更新!
理由は次の通りです。
見た目で悪いところはあまりないかな~
あ、でも音がね・・・
弾いてみた
フェンダージャパン TL62Bを弾いてみました。
曲は、アースシェイカーのMORE
テレキャスター向きじゃないけどね
テレキャスターは独特な音がしますね。
ジャキっとする音とか、チャキチャキするとか、
色んな表現がされています。
え?もしかして「ちゃきちゃきの江戸っ子」っていうのは、音がチャキチャキだから?
そう!わかった~?
・・・。
本物の江戸っ子の皆さん、失礼しました!
でも、オクターブチューニングが難しいブリッジをあえて使っているところとか、
自分のこだわりを貫く意地っ張りなところは江戸っ子気質だと思います。
旦那の感想
若いときはあまり好きじゃなかったテレキャスター。
年を重ねるごとに好きになってきました。
このテレキャスターは、バインディングがあって高級感があります。
落ち着いた雰囲気がありますよね。
人気なのか、ヤフオクでも10万円を超える金額で取引されています。
このギターはジャンクで手に入れましたので、値段は半値以下でした。
部品交換をして整備した結果、美しいギターによみがえらせることが出来ました!
お気に入りのギターの一つです。
まとめ
今回はフェンダージャパン TL62Bを御紹介しました。
フジゲン製かダイナ楽器製なのかもやもやしますが、詳しい方、また教えて下さい。
これからも色んなギター紹介していきますので、
乞うご期待~~❣
コメント
コメント一覧 (2件)
「MADE IN JAPAN」がフジゲン、「made in japan」がダイナだったような
テレキャス欲しいさん、コメントありがとうございます。
お気に入りのギターなので、製造メーカーや製造年等、気になっていました。
もやもやがすっきりしました!
情報ありがとうございました(´▽`*)